アサヒフレックスIIA


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アサヒフレックスというカメラは日本で最初の35mm一眼レフで、1952年に 誕生しました。一眼レフでありながらファインダーはペンタプリズムではなく、二眼レフのように 上からのぞきます。初期のアサヒフレックスI型はミラーがクイックリターンではな かったのですが、IIB型になってクイックリターンになりました。 写真の IIA 型は 1955年の発売で、IIB型に低速シャッターがついた改良型です。 このカメラは母校の研究室の備品でしたが、古くなって廃棄処分になったのを 譲り受けたものです。
フードを起こした状態。二眼レフのようにファインダーを上からのぞいてピ ントを合わせます。 ファインダーの像は左右が逆に見えるので動きのある被写体を撮影するときは大 変です。
フードをたたんだ状態。アイレベルのファインダーがついていますが、この ファインダーにピントを合わせる機構はありません。スナップを撮るときはこのアイレベルのファ インダーを使って、レンズの絞りをしぼって被写界深度内で撮るといった使い かたをするのでしょう。
フードは上蓋を起こすと自動的にひろがります。ただしたたむときは手でたたみます。 フード内にはルーペがたたまれていて必要に応じて起こして使います。このルーペは精密なピントあわせのときに役に立ちます。
フィルム巻き上げはレバー式ではなく、ダイアルを回す方式。約1回転回すと フィルムが1コマ送られ、ダイアルの外周にあるフィルムカウンターの目盛が1 つ進む。このフィルムカウンターはフィルム装填時に0(ゼロ)に合わせておきます。
シャッターの最高速度は1/500秒
スローシャッターの1秒から1/25秒は前面にあるダイアルで設定します。
レンズはタクマー58mm F2.4。マウントはM37と呼ばれるスクリューマ ウントです。最短撮影距離は約60Cm。絞りリングが前後に2つありますが、前 方のリングは絞りを設定し、後方のリングはピントを合わせるときに開放まであ け(つまりファインダーを明るくする)、撮影直前に設定絞り値までもどすときに 使います。そのためすばやく絞りの開け閉めができるように、クリックがなく滑 らかに回転します。 手もとにはこの58mmのレンズしかありませんが、ほかに発売された交換レンズ は83mm、100mm、135mm、500mm があったようです。ただこの M37という規格は独自のものらしく、海外のメーカーにはないようです。
アサヒペンタックスSPとならべてみました。アサヒフレックスのマウント径は37mm。 ペンタックスの方は42mm。
これもペンタックスSPと前後にならべてみました。横幅はペンタックスとほ とんど変わらないが、ボディーの厚みが薄いので持ったときの感じはペンタッ クスよりだいぶ小さく感じます。

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