オリンパスペンEE-S



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このカメラは小学校の6年生のとき、修学旅行用に祖父からもらったような記憶 があります。ハーフサイズなので36枚撮りフィルムが72コマ撮れることにな りますが、72コマを撮り終えるのに半年くらいかかっていました。 お正月に太宰府 で撮った数コマと夏休みの海水浴の数コマが一本のフィルムに 同居していました。そんなこんなであまり酷使していないからでしょうか、キズ や凹みはありません。ひさしぶりに動かしてみると快調にシャッターが切れるので、一本撮ってみました。 このカメラで撮った写真はこちらを御覧下さい。

このペンEE-Sは1962年に発売されました。レンズの回りの凸凹のガラスは セレン光電池の受光窓。レンズは30mm F2.8。シャッターは1/30秒と1/ 250秒。絞りは F2.8から F22。このシャッタースピードと絞りの組合せ が自動的に変わるプログラムEEだから、撮影するときはただシャッターを押すだ け。カメラを制御する電気はセレン光電池が供給するから電池はありません。
電池なしでただ押すだけでちゃんと写るというのはある意味すごいことだと思います。
カメラの上面。フィルムの巻き上げはダイヤル式。フィルムカウンターは逆 算式なので、36枚撮りを入れたときは72の目盛にセットします。レンズの鏡 胴に 100 80 と刻印してありますが、ここで ISO 感度を設定します。ISO200 まで設定できます。
カメラの底面。左からフィルム巻き上げ時に押すボタン(これなんて言うん だっけ)。三脚穴。うらぶた開閉レバー。
うらぶた開閉レバーを回してうらぶたを外したところ。

このカメラで撮った写真はこちらを御覧下さい。

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